なら 手数料無料で 月々¥2,560から
木曽漆器の伝統技術である堆朱(ついしゅ)。その模様をプリントした大判の風呂敷。
この道具は、堆朱の模様に興味を持ったwakamatsu店主と、自由な発想を歓迎する未空うるし工芸が出会ったことによって制作されました。
堆朱風の模様をデザインで再現したのではなく、実際に堆朱の板を制作し、その板を高精度スキャンしています。そのため、漆を削った後まで残っており、そこに手仕事の痕跡を見ることができます。
朝倉染布(群馬県)の独自技術である超撥水加工が施されたこの風呂敷は、一般的な風呂敷としての利用はもちろん、濡れたものを包んだり、急な雨の際に羽織ったり、レジャーシートの代わりにしたり、テーブルクロスにしたり、自由な使い方ができます。キャンプ時のグランドシートや、ハイク時のレインスカートの代わりに用いる人も。
高品質なポリエステルで作られ、泥も水も寄せ付けないこの風呂敷は、50回の洗濯後でも撥水性能がほとんど低下しません(JIS L 1092の撥水度試験にて4級以上をキープ)。
どこに行くときもとりあえずバッグに忍ばせておくと、なんとなく安心。そんな道具です。
組成:ポリエステル100%
サイズ:96 × 96cm
重量:約140g
製造:日本製(朝倉染布株式会社)
◎以下、商品コンセプトです。
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これまで漆は「塗る」という行為に重きが置かれてきたが、本プロジェクトでは、塗りが生み出す「模様」そのものに着目した。
木曽地域に継承される漆塗りの技術である「堆朱(ついしゅ)」。実際にその塗りによって生まれた模様を、高精度スキャンによりデジタルデータ化し、その柄を日本の伝統的な道具である風呂敷の制作に用いた。
本来、漆塗りを施せない商品に漆の模様を用いるこの試みは、漆の存在を場所や手法から自由にすることを意味する。これは、木曽漆器の価値が「塗る」ことだけに限定されないという、新たな可能性の証明である。