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2021/12/27 11:30



淡の間(あわいのま)」という名前で活動している、占星術師のふきこさん。wakamatsuとして公私ともにお世話になっており、占星術やシュタイナーなどについて普段から学ばせていただいておりました。そのふきこさんが、紙にまつわるデザインレーベル「かたがみ」さんと一緒に企画・制作されたダイアリーです。

このダイアリーは、お二人の純粋な好みと使い心地を求めて制作されました。お二人の世界観が隅から隅まで行き届いている、潔くシンプルな佇まい。手触りや書き心地、また、裏写りしない紙の厚さなど、細部までこだわりを持って調整されたことが伺えます。



私自身、ノートなどの手触りのある紙ものが好きで、普段からダイアリーを使用しています。ですが、よくあるダイアリーでは紙が少し薄く、前日に書いた日記の裏写りが気になってしまって次の日に書くことに集中出来なかったり、紙の色や線の色が主張し過ぎて気になってしまったり。なかなか満足できるダイアリーとの出会いがありませんでした。
でも、このダイアリー「aynoma diary 2022」はそういった私の悩みをすべて解決してくれました。ふきこさんたちの世界観が詰まったこのダイアリーは、持っているだけで心がすっと軽くなり、しかも、どんどん書いていくことができる、理想のダイアリーでした。



正直言うと、以前の私は、日記はデジタル化した方が手軽で効率が良いと思っていました。その日一日を振り返り、カタカタとうまくまとめていく。確かに効率は良かったかもしれません。ですが、うまくまとめ過ぎてしまっていたような気がします。
人の一日はうまくまとめられるようなものではありません。無駄があったり、間違いがあったり、よくわからない隙間の時間があったり。本当はそういったことこそをダイアリーに書くべきだったと、紙のダイアリーを使うようになって感じました。

紙のダイアリーは、デジタルよりももっと自由です。文字だけでなく、絵や図形を書くことだってできるし、縦に書くことも横に書くことだってできます。ときどき書き間違いをしてしまうこともあります。でもその書き間違いをぐちゃっと消して書き直す。そんなちょっとした自分のミスさえも、許せるようになりました。

夜、ダイアリーを机に置いて、今日の日のページを開く。そこには、真っ白で適度な厚さの紙。その日一日をゆっくりと静かに思い出す。気分、体調、行った場所、やったこと、出会った人、思ったこと、少しずつ書いていく。静かな音楽を聴きながら、温かいお茶を飲みながら。



人間は残念ながら、どんどん忘れていく生き物です。でも、忘れていたことを思い出すことができる生き物です。人は思い出を語ることによって、今この瞬間から離れて、遙か記憶の彼方へ旅をすることができます。その旅はとても楽しいものです。この美しいダイアリーは、その旅のガイドブックになってくれます。

一年後、このダイアリーはどんな風になっているでしょうか。一年後、私はどんな風になっているでしょうか。一年後も、一年後に旅する一年前も、いまから楽しみです。

みなさんの旅が豊かなものになるよう、みなさんにもぜひ、このダイアリーを手に取って欲しいと思います。


淡の間×かたがみ aynoma diary 2022 ¥4,400-

淡の間×かたがみ aynoma plane note ¥2,200-
※こちらはダイアリーではなく、同じ素材を使用したプレーンのノートになります