古くより作られている形になるため、正確な時代の把握が困難です。ただ、時代錆の様子から桃山くらいまでは上がるのではないかと考えております。人気のある亜字形と比較すると使い手は多くは見ませんが、たてはなにはもちろん、なげいれの花にも使いやすい、王道の道具です。川瀬敏郎氏の師である、岡田幸三氏も書籍『華厳』の中で、同手のものになげいれておりました。修復した後もあり、状態が良いとは言えませんが、修復しながら丁寧に使われていた道具ということが伺えます。水漏れはありません。こちらの用意した桐箱が付属します。
◎サイズ・重量
幅:8mm
高さ:13cm
※素人採寸のため、多少の誤差はご了承ください。